書評

読書スピードを上げる方法、「多読」を意識して読んでみては!

「読書のスピードが遅いなー」と感じたこと、ありませんか?

自分はしょっちゅうあります……

本を毎月数十冊も読んでいる人の話を聞くと、「同じ人間なのか?」と思ってました。 

 

そんな読書スピードの悩みを解決してくれそうな本を読んだので、感想書きます!

テーマは「多読」、こんな方にオススメです。

・読書スピードを上げたい
・効率的にたくさん本を読みたい
・内容を忘れがちなのをどうにかしたい

読んだのはこちらの2冊

レバレッジ・リーディング

遅読家のための読書術

 

多読とは

多読とは、文字通りたくさんの本を読むこと。熟読をやめ、一冊に時間をかけすぎず、とにかくたくさん読む、そんな読み方です。

多読にはいろいろテクニックがありますが、ひとことで説明するといらんところ読み飛ばして、必要な情報はたくさん拾う!という感じの読み方です。

そして、読み飛ばしながら理解するコツ内容を忘れないコツも説明するよ! という読書スピードの遅いぼくにとってありがた〜〜い本です。

バシバシ読み飛ばすため、ビジネス書や自己啓発本などに向き、小説には向いていないです。が、情報収集などで活きる部分もあるので、知っておくといろいろ役立ちます。

多読のコツ

2冊に共通した多読のコツで、重要そうなところはこんな感じ

・読む前に全体像を把握
・目的意識を持って読む
・具体例は読み飛ばす
・読んだ後のフォロー

それぞれ見ていきます!

読む前に全体像を把握

読む前に目次やあとがきなどを熟読して、この本が何を言っているのか、ざっくり把握しましょうとのこと。
これ実際にやってみたんですけど、やると本がめちゃスムーズに読めます!効果ありあり!

はじめから各章の内容を把握して読むので、「ハイハイこーゆーこと言ってるんでしょ、知ってる知ってる」といった感じ読めて、理解しやすい!読むのも早い!

特に目次は読んでる途中で何度も確認すると、全体像を見失わずサクサク読む助けになりました。

この読み方は難しい本や、資格試験の勉強なんかでも役立ちそう。内容が入り組んで理解しにくくても、あらかじめ内容をわかった上で読むと、理解の助けになります。

目的意識

本を読むとき、どんな情報が欲しいのか意識して読むと、読み飛ばしていても、欲しい情報を見逃さないとのこと。

『レバレッジリーディング』では「カラーバス効果」を例に挙げていました。カラーバス効果とは、例えば一日の始まりに「今日は赤いものがいくつ視界に入るか数えよう」と考えて過ごすと、いつも意識していないものでもよく目に留まるというもの。

読書も同じで、あらかじめ何の情報が欲しいか意識したり、いくつかのキーワードを決めて読むと、早く読んでいても欲しい情報はしっかりと目に留まるとのこと。

これ「ネットで情報探しをする時の読み方」に近いなーと思いました。欲しい情報が明確なら、いらないところはバシバシ読み飛ばして効率的な読書ができそうですよね。

具体例は読み飛ばす

読み飛ばすって言っても、どこ読み飛ばせばいいの〜って話ですね。読み飛ばす部分は、具体的な内容や、枝葉の部分です。

つまり、よく聞く話でもありますが、本の流れとしてまず話したいテーマがくる、次にそれを説明する具体例、最後に結論。そのテーマ⇨具体⇨まとめの中で、具体部分は飛ばしても本筋の理解はできるということ。

そして、「テーマ」や「まとめ」など大事な部分はページの端を折ったり線を引いたりして記録を残しておく、なんなら読んでて思ったことを余白にメモしたりもオッケー。特にこの重要なところを記録するのがポイントで、読んだ後のフォローでめちゃ活きてきます。

読んだ後のフォロー

読んだ後、読みっぱなしにしないでフォローすることが大切とのこと。
ためになる本を読んでも、そのあと何もしないで1週間後に内容忘れてたら意味ないですよね。忘れないテクニックとして、ページを折ったり線を引いた大事な部分を別の紙に書き出します

ページを折ったり線を引いても、情報が本の中にあるまま本棚に戻してしまったら意味ないよ、と。頻繁にその情報に触れられるよう別の紙に書き移し持ち歩いて、何度も読んで血肉としていくことが大事なのです。

読んだ本の内容を片っ端から忘れていくタイプなので、このやり方は目から鱗がポロポロでした。たくさん本を読んでも内容を覚えていないようじゃ、もったいないし。ある意味、多読で一番大事なのは早く読むことよりも読んだ後のフォローなのかも、と。

まとめ

両方を読んでいて感じたことは、
これネットで情報を探す時の読み方に似てるなー」と。

特に「目的意識を持って読む」「必要ないところは読み飛ばす」あたり。ネットで情報を探す時に、筆者の過去の話とかバシバシ読み飛ばしますもんね。なのでネットを使いなれた人なら、この読み方は慣れるの早いのかもしれません。

またこの2冊にも書いてあって、個人的にも思っていたことですが、本の内容で、本当に大切な部分って実はものすごく少ない。具体的な内容を省いた「まとめ」部分でも、すべてが自分に必要な情報とは限らなくて。なんなら、1冊で自分に必要な情報が1行に詰まってたりする。それでその1行によって人生を変えられちゃったりするわけで。

だからこそたくさんの本・情報に触れて、その本の核の部分をがっつりインプットしていくことが大事なんだと感じました。気になる方はぜひ試してみては!

ABOUT ME
ポン助
本業:ウェブ屋さん。3度の飯と映画が好き。